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ご挨拶

学会名称の変更について

日本社会福祉実践理論学会は、2009年7月4日に開催された2009年度学会総会において、学会名称の変更について協議し、賛成多数によって「日本ソーシャルワーク学会」と名称を変更し、即日施行といたしました。社会福祉の実践領域とその理論基盤をどのような名称で概念化するかという難しい問題に関し、これまでは「社会福祉実践理論」という表現をとっておりましたが、現在及び今後の社会福祉領域の問題群への明確な視点を持った接近を可能にし、かつグローバルな共通概念を明示することを意図して、この新たな学会名称といたしました。新しい革袋には新しい中身を必要とします。今後、本学会の新名称に相応しい活動内容を創出しつつ学界に貢献できるよう努力する所存でありますので、これまで以上に皆様からのご支援をお願い申し上げます。

学会長挨拶

日本社会福祉実践理論学会は、1984年に設立された。当時の学会長であった故小松源助氏は「社会福祉実践の理論的研究と臨床教育研究を通じ、社会福祉実践のレベルを高め、日本社会福祉の進展に資すること」を目的として設立されたと、1993年の「研究紀要の発刊にあたって」で述べている。現在の会則においては、本会の目的を「社会福祉実践及び社会福祉実践理論の研究並びに教育を通じ、社会福祉実践理論と社会福祉実践のレベルの向上を図り、ひいては社会福祉の発展に資すること」と規定している。会員数も、この研究紀要発刊の時期の130余名の会員が、現在では500名を超える規模となっている。

「社会福祉実践理論」という用語は「Social Work Practice Theory」の訳語であるといわれる。ソーシャルワークという実践の理論的枠組み、ソーシャルワーカーという職業が(カタカナ語として)社会的に十分に認知されているかどうかには疑問があるとしても、社会福祉領域における実践の理論的枠組みとその担い手を表すものとして確固たる位置づけを得つつあることは確かである。また、ソーシャルワークの枠組みは、社会福祉領域を超えて他制度とも接続するいわゆる「連辞符ソーシャルワーク」も生み出している。「社会福祉士及び介護福祉士法」以来、社会福祉士はソーシャルワーカーであるというということは通説であり、社会福祉士の理論的・実践的枠組みがソーシャルワークであることも同様である。

本学会はその研究水準の維持・向上のために、会員の入会資格を、原則として大学院修士課程修了以上の者、あるいは実務経験3年以上の者としており、他学会よりもハードルの高いものとなっている。

人の生存・生活が益々脅かされつつある時代に、社会保障や社会福祉の制度的対応の重要性が増しているにも拘らず、その光明は未だ見えていない。社会や時代の悲惨・苦境に対して発言と実践を生み出してきたソーシャルワークの伝統を引き継ぎつつ、現代と将来への新たな諸課題への理論的・実践的立場を構築するという課題が、本学会に課せられていると言うべきであろう。 ソーシャルワークの「social」の意味が再度吟味されなければならない時期であろう。

日本ソーシャルワーク学会 会長 米本秀仁

更新情報

2009.10.10
日本社会福祉実践理論学会から日本ソーシャルワーク学会への名所変更に伴う規約、規定などの情報を更新しました。
2009.4.15
2009年度日本ソーシャルワーク学会の情報、学会誌第17号を掲載しました。役員名簿委員会構成を更新しました。
2008.10.9
学術奨励賞2007年度に三島亜紀子氏を追加しました。
2008.4.1
学会ホームページを開設しました。
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