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高齢者介護現場における身体拘束の捉え方の現状

-社会福祉専門職へのビネット調査をもとに-

山口友佑・山下浩紀・平塚良子・野村豊子

和文抄録

高齢者介護現場の身体拘束の捉え方を検討することを目的として,693 名の社会福祉専門職を対象に質問紙調査を実施した(有効回答数:540 名).その結果,身体拘束と考えられる行為として,「センサーの使用」,「腹帯・軍手・腹巻の使用」,「施錠・ナンバーロック」,「ステーション前での対応」の4 つの因子が抽出され,経験年数,職種,所有資格で有意な相関が見られた.また身体拘束を伴うケアを行うことについては,利用者自身のペースで動くことを認めないことに繋がるなどという認識があり,その認識が身体拘束行為を考えることに影響していることが明らかになった.
このことから,身体拘束を考える上では,「その人らしさ」を尊重するソーシャルワーク実践には,①認知症の人に対する認識の統一,②専門職同士の考え方を共有する機会が必要であることが明らかになった.

ソーシャルワーク学会誌第43 号1-13 2021 本文(PDF:2.16MB)
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