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日本ソーシャルワーク学会・研究集会(秋季セミナー2017)

69名のご参加を得て、無事に終了いたしました。
ありがとうございました。

テーマ
ソーシャルワーク・アドボカシーの新たな役割と可能性
~我が事・丸ごと地域共生社会実現の課題からソーシャルワークに問われる専門性~
日時
2017年11月19日(日) 10:00~17:00
場所
日本女子大学目白キャンパス 八十年館851教室
〒112-8681 東京都文京区目白台2-8-1
https://www.jwu.ac.jp/grp/access.html
本セミナーの趣旨
近年、日本の社会福祉をめぐるさまざまな領域において、地域共生社会のあり方が求められる一方で、既存の制度や社会サービスでは対応できない新しい社会問題・社会福祉問題が拡大し解決の途が模索されている。これらの諸問題に対して、従来はソーシャルワーク(SW)が取り組んで来た福祉課題の解決を、SW専門職以外の他専門職種(看護・リハビリ職等)、さらには一般住民などが担い専門性の「越境」とも認識される事態が進行している。
このような状況に対して、本学会第34回札幌大会・学会企画シンポジウムでは、「現代日本のスペシフィックな社会福祉問題とソーシャルワークの専門性~専門性の「越境」に対して、改めてジェネリックなアプローチを探る」をテーマに検討した。この課題に対して、当事者の個別ニーズに対応するミクロ実践をメゾ・マクロ領域のSW実践に反映させ、それを福祉制度・施策、政策へと架橋するアプローチとして、SWアドボカシー、実践家・当事者参画型「プログラム開発と評価」、制度の狭間問題に対するコミュニティSW開発アプローチなどを取り上げて、SWの独自性・固有性の観点から討議した。
本セミナーは、この札幌大会における議論を引き継ぎ、特にソーシャルワーク・アドボカシーの方法論に焦点を当て、ソーシャルワークの専門性とジェネリックなアプローチの可能性を探索する。
2015年9月に厚生労働省「新福祉ビジョン」が提起され、2017年8月21日には「地域力強化検討会最終とりまとめ(案)~地域共生社会の実現に向けた新しいステージへ」が公表された。本セミナーでは、この取りまとめ案をソーシャルワークの視点から評価すると共に、これら現代日本の社会的ニーズに対応するSWアドボカシーの方法論について、コミュニティソーシャルワークやソーシャルアクションなど他のSW方法論との比較や、地域における実践例から検討すると共に、その新たな役割と可能性について皆さまと共に討議したい。

セミナー・プログラム

あいさつ
小山隆会長(日本ソーシャルワーク学会会長/同志社大学)

午前の部《10:10-12:00》

本セミナーの位置づけ・趣旨
〇本セミナーの趣旨と本学会の取り組み
発題者:大島巌氏(日本ソーシャルワーク学会副会長/日本社会事業大学)
□全体コーディネータ・ファシリテータ:
大島巌氏(同上)、小西加保留氏(関西学院大学)
連続基調講演(その1)
○基調講演①:
厚生労働省地域力強化検討会最終取りまとめをコミュニティソーシャルワークの 視点から読み解く ~「制度の狭間問題」に対してSWアドボカシーの視点と方法論をどう反映させるか~
発題者:川島ゆり子氏(花園大学)
○基調講演②:
ソーシャルアクションの実践モデルと、その視角から見たソーシャルワークアドボカシーの役割と課題
~我が事・丸ごと地域共生社会実現の課題から「制度からの排除」にどう対応するか
発題者:高良麻子氏(東京学芸大学)
○コメント、質疑応答
・牧里毎治氏(日本ソーシャルワーク学会副会長/関西学院大学)、ほか

昼食《12:00-13:00》

午後の部《13:00-17:00》

連続基調講演(その2)
○基調講演③:
ソーシャルワーク・アドボカシーの新たな役割と可能性
~我が事・丸ごと地域共生社会実現の課題からソーシャルワークに問われる専門性とは~
発題者:小西加保留氏(関西学院大学)
○対談:
小西報告に対するコメント、高良氏・川島氏と小西氏の対談
実践報告とシンポジウム(その1)
○実践報告発題①:
生活困窮者自立支援法に基づく「子ども支援を通じた地域づくり」のその後の展開~SWアドボカシーの視点と方法論をどう反映できるか:アセスメントシートの有効性に焦点を当てて~
発題者:小林聖子氏(社福・豊島区民社会福祉協議会/公社・日本社会福祉士会)
○実践報告発題②:
「地域に必要な医療介護体制にソーシャルワーカーは何を発信し、どのように関わるか」のその後の展開~SWアドボカシーの視点と方法論をどう反映できるか
発題者:岡村紀宏氏(とよひら・りんく/公社・日本医療社会福祉協会)

休憩《15:00-15:15》

実践報告とシンポジウム(その2)~連続基調講演者3名からコメントと総合討論
コメンテータ①:川島ゆり子氏(花園大学)
コメンテータ②:高良麻子氏(東京学芸大学)
コメンテータ③:小西加保留氏(関西学院大学)
コメンテータ④:協賛団体関係者
総括《16:50-17:00終了》
小山隆会長、ほか
協賛団体:
・公益社団法人日本社会福祉士会
・公益社団法人日本医療社会福祉協会
・公益社団法人日本精神保健福祉士協会
・特定非営利活動法人日本ソーシャルワーカー協会
参加費(含・資料代):
・日本ソーシャルワーク学会会員・協賛団体会員:800円
・一般参加者:1000円
・学生:無料
案内チラシ
日本ソーシャルワーク学会・研究集会(秋季セミナー2017)チラシ

お問い合わせはJSSSW研究集会 2017事務局jsssw@mbf.nifty.comまでお願いします。

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