MENU タップでメニューに移動

2020年度日本ソーシャルワーク学会研究セミナー

テーマ
コロナ渦中のその先を見据えたソーシャルワーク ― 1年間の変化と今後の展開に向けて
趣旨
私たちが新型コロナウイルスの影響を受け始めて約1年が過ぎた。
国内で感染が拡大し始めたことを受け、2020年3月からは全国的な学校の一斉休校、様々な人の集まる会合の中止、4月に緊急事態宣言の発令と、人々の活動は一部を除き多くを停止することを余儀なくされた。しかし、第2波、第3波と感染拡大と医療崩壊はより深刻な問題となっているものの、人々の生活はICTの活用や予防策を講じてできる限り日常活動を継続していこうとするように人々の行動は変容してきています。その中で、福祉は医療と同様に感染拡大当初より動き続けなければならない分野として、多くの専門職が現場で日夜支援を継続してきた。
『新型コロナウィルスとソーシャルワーク国別報告集』(2020.11月)によると、日本のソーシャルワークの対応の中で「多くのソーシャルワーカーが現場で倫理的なジレンマを経験しているという(JFSW、2020)。例えば、感染拡大のために包括的なアセスメントやケアカンファレンスを行うことができない。そのため、クライエントやその家族のニーズが十分に評価されず、必要なサービスを調整することができない。また、社会的な距離感や資源の不足により、孤立や不安の中で情緒が不安定になっているクライエントやサービス利用者に対して、適切なサービスを提供することが困難である。」ことの現状が指摘されている。  本セミナーでは、様々な分野での現在のソーシャルワーカーが置かれている状況報告を伺い、喫緊の課題は何か、また実践者の声から求められている研究は何かについて考える機会としたい。
日時
2021年3月28日(日)13時~15時30分
場所
オンラインズーム

内容

13:00~13:10ご挨拶  企画の主旨
13:10~13:50「新型コロナウイルスとソーシャルワーク」和気 純子氏(東京都立大学)

<報告>

13:50~14:10病院の現場から・・・千葉県内急性期対応病院 医療ソーシャルワーカー 吉野 孝氏
14:10~14:30学校の現場から・・・江戸川学園おおたかの森専門学校 学生相談室 東京都23区スクールソーシャルワーカー 吉田万理恵氏
14:30~14:50福祉施設の現場から・・・札幌市 特別養護老人ホーム緑愛園 生活相談員 杉江 里歩氏
14:50~15:10地域社会の現場から・・・石狩市社会福祉協議会 地域福祉課長  久保田 貴浩氏
15:10~15:25質疑応答
15:25~15:30コメント 小山隆氏(本学会会長・同志社大学)

このページのトップへ